ハンドメイド

タイダイ染めのやり方を解説 染料の扱い方やしばり方のコツとは?

@saori
記事内に商品プロモーションを含みます

染料を染み込ませて、さまざまなデザインを楽しむタイダイ染め。

近年よく耳にする「サステナブル」な取り組みとして注目を集めているのをご存知ですか?

使い古した洋服や汚れた布製品も、タイダイ染めで生まれ変わります。

一見難しそうに見えますが、作業時間は30分〜1時間もあれば十分です。

本記事ではタイダイ染めの手順とコツを、初心者に向けて紹介していきます。

セット売りのもの

ばら売りのもの

タイダイ染めで使う材料

タイダイ染めに必要な材料はいたってシンプルです。

今回はより手軽に挑戦できるよう、最低限の材料と手順でタイダイ染めをしてみました。

使用する材料
  • ベストカラーミニ(ネイビーブルー)
  • ベストフィックスミニ
  • 染めたい素材
  • お湯(60℃)
  • コップ
  • スプーン
  • 受け皿(深さのある耐熱皿もしくは保存容器を推奨)
  • サランラップ
  • 輪ゴム
  • 電子レンジ
  • ゴム手袋*
  • エプロン*
  • バケツ*
  • ワイヤーネット*
  • ドレッシングボトル*

*:必要に応じて準備する材料

染料は購入が必要ですが、残りは自宅にあるものでそろえられます。

洗っても色が残ってしまうので、いずれも破棄する前提で準備しましょう

タイダイ染めの染料は、ホームセンターや手芸店、ネットで購入できます。

必要な染料がまとまったセット売りのものとばら売りのものがあります。

セット売りのもの

ばら売りのもの

好みのカラーを選びたい場合は、ばら売りを購入するのがおすすめ。

タイダイ染めのコツ

綺麗に染めるには、3つのコツがあります。

コツを頭に入れて作業すれば、できあがりが格段によくなりますよ。

しばり方

今回は人気のあるデザインのひとつに挑戦します。

Tシャツをきれいに巻き上げ、アスタリスク(*)状にゴムで縛りましょう。

水洗いの最中もゴムをつけたまま洗い、色移りを防ぎます

こうすることで柄にメリハリが出ます。

染料の濃度

染料は最後にしっかりと洗い流すので、濃いめに作りましょう

スプーン1杯の染料をコップに入れて、少しずつお湯を足してみてください。

洗い流し

洗い流すときには、水を掛け流しましょう。

色水に浸かると白い部分まで染まって、境目がボケてしまいます。

水の色が透明になるまで、色水を溜めずに洗い続けるのがポイントです。

タイダイ染めのやり方

それでは、タイダイ染めの手順を確認していきましょう。

先ほど紹介したコツを踏まえながら、作業を進めていきます。

染めたい素材を水に濡らし、余分な水分を絞る。

洗濯機で脱水をかけるのがおすすめ。

素材の中心を指でつまみ、ねじりながら渦上に巻きつける。
巻き上げたら、ほどけないようゴムで固定。
染料を作る。

紙コップにスプーン1杯のベストカラーを入れ、お湯を加える。

お湯を加えながら色味を確認し、理想より濃いめの液体を作る。

薄い色がよければ、紙コップに入れる染料を半分に調節しましょう。

ベストフィックスも同様の分量で作成。

できあがった染料は、ドレッシングボトルに入れると使いやすいです。

素材に染料をかけたら、裏返して同様の作業を行う。

染料はベストカラー→ベストフィックスの順番でかける。

サランラップで素材を包み、耐熱皿にのせ、電子レンジで温める。

600wで3分加熱を目安として、異常がないかたまに確認する。

電子レンジから取り出し、15分ほど放置。

熱がこもっているので、取り出しの際に気をつけてください。

皿に染料が漏れている場合があるので、作業場所や洋服が汚れないよう注意しましょう。

サランラップを外し、形を保ったまま余分な染料を洗い流す。

水をためると白い部分まで染まってしまうので、水はかけ流したまま洗う

流れる水が透明になったら、ゴムを外して全体をすすぐ。
風通しのよい日陰で乾かして完成。

色移りをする可能性があるので、他の洗濯物とは分けて管理する。

すごくきれいに染まりました。

セット売りのもの

ばら売りのもの

タイダイ染めをやる際の注意点

タイダイ染めをするにあたって、いくつか注意点があります。

材料準備時・作業時に分けて確認してみましょう。

材料準備時

まずは作業場所を決め、必要な材料を確認しましょう。

染料や水をかける作業が続くので、水源に近い平らな場所で作業するのがおすすめです。

染料によるシンク汚れが気になる場合は、バケツ・ワイヤーネットを材料に追加してください。

バケツの上にワイヤーネットを置いて作業すれば、余分な液体がバケツに溜まります。

場所を取らず周りを汚す心配もないからおすすめ。

また、電子レンジで温めるときに染料が漏れる可能性があります。

染料を受け止められるよう、深さのある皿や保存容器を用意するのがよいでしょう。

作業時

染料はすぐに落とさないと色残りしてしまいます。

ゴム手袋を使用するのがベストですが、素手で作業をする場合には注意しましょう。

また、着色量やデザインをコントロールするには、ドレッシングボトルが適しています。

染料を好きな位置にかけたり、好みの量だけ出せたりできるね。

タイダイ染めの活用例

ベストカラーはレーヨンにも対応していますが、タイダイ染めに適した素材は綿もしくは麻とされています。

衣類だけでなく、スニーカー・かばん・糸など幅広く染められます。

今回は科学染料を使いましたが、身の回りにある自然染料で染めることもできます。

自然染料の例

アボカドの皮・たまねぎの皮・コーヒー・紅茶などを煮出したもの

科学染料に比べて価格も手頃なので、試しやすいのも魅力ですね。

タイダイ染めのやり方を解説 染料の扱い方やしばり方のコツとは?のまとめ

タイダイ染めは、初心者でも手軽に挑戦できることがわかりましたね。

しばり方・染料の濃淡・漬け置き時間などの工夫によって、世界にひとつだけのオリジナリティー溢れる作品が作れます。

染料は半分以上残るので、ミニサイズでTシャツ2〜3枚分のタイダイ染めを楽しめますよ。

手軽にできるので、ぜひ挑戦してみてください!

セット売りのもの

ばら売りのもの

ABOUT ME
さおり
大学卒業後小学校教員、特別支援学校教員を務め退職。
半年間フィジー留学。
帰国後スクールでプログラミングを学び、IT企業へ転職。
現在はフリーランス。
記事URLをコピーしました